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T.Matの名盤探求

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アーティスト別ディスコグラフィ評定 ~Sly & The Family Stone編〜



JBがファンクの「動」を世に広めたとすれば、
Slyはファンクの「静」を築き上げた。


カタログアルバム名評定ピックアップ
1stA Whole New Thing1967D
2ndDance to the Music1968D"Dance to the Music"
3rdLife1968B
1st~3rd
Slyのサイケデリック・ソウル期(勝手な呼称)を象徴するような単体の楽曲もあるにはあるが、後の全盛期から振り返ればクオリティは遥かに劣る。
4thStand!1969S"Stand!","I Want to Take You Higher"
↑サイケデリック・ソウル期の集大成であり、代表作の一つ。
愉快で熱いノリは間違いなく入門編でもあるが、半世紀以上経過した世代の人間が掘り返して聞くと、如何にも60年代後半という空気感で、野暮ったい感じもあるかもしれない。
5thThere's a Riot Goin' On1971SS"Luv n' Haight","Family Affair","Thank You for Talkin' to Me Africa"
↑邦題『暴動』。一般的にはSlyの最高傑作として、Funkの名盤として、広く認知されている。
Funkの"静"、"陰"の面の魅力を築き上げ、以降の様々なポピュラー音楽のルーツになっているという意味では確かに金字塔である。
暗くて取っ付きにくいという意見もあるが、4thを聴いてダメだったら敢えてこっちから入るべきか。
6thFresh1973SSS"In Time","If You Want Me to Stay","Que Sera Sera (Whatever Will Be Will Be)"
↑5thの延長線上にある作品として、評価はその次点に置かれがちであるが、より現代的なFunkのイメージはこのアルバムを以て完成したと言っていい。
一切の隙もなく、濃密かつ普遍的なFunkで敷き詰められている。
初聴で衝撃を受けたのは5thであったが、今振り返ってみるとこちらの方が何度も繰り返し聴いていた。極めつけは"Que Sera Sera"とかいう珠玉のバラード。楽観なのか、諦観なのか。渋好みとは言わせない。派手に大名曲であり、偉大な古典。
7thSmall Talk1974A"Loose Booty"
↑前作まで屋台骨を支えてきたベーシストのラリー・グラハムが、完全にクレジットから外れた。とはいえ、前作の時点で殆どの楽曲で彼は弾いていない。
それがどれ程影響しているかは定かではないが、前作の延長線上にはあるなと感じさせつつも、詰めの甘さというか、撓み、弛みも感じられる。
それでも、ここまで仕上がるのはまだSlyの才能が枯渇していない証左。
8thHeard Ya Missed Me, Well I'm Back1976A"Sexy Situation"
↑ここにきて牧歌的で軽快なノリに変節。余りにポップな作風に、当時多くのファンが「これじゃない」と思ったかもしれないし、実際これを含めた残り3作は一般的に批評の対象にならない。
しかし、今掘り起こして聴くと、これはこれであり。
9thBack on the Right Track1979C"Remember Who You Are"
↑いよいよ才能が枯渇してしまった。一曲目は後のATCQにサンプリングされる程に異様に洒落たトラックだが、聴きどころはそこくらいしかない。
10thAin't But the One Way1982D"Who in the Funk Do You Think You Are"
↑もはやSlyでやる意味はない。しかし、こんなとこからアノ曲の元ネタっぽいモノを発見しちまった…(俺だけが思ってること?)
他にも、謎にキンクスをカバーしてたりする。
(Sly Stone ソロ)
Solo 1stHigh on You1975B"Who Do You Love?"
実はSly Stone ソロ名義でアルバムも出している。当時のSly StoneがハイになってやりたいようにFunkをやっている。つまりは勢い任せなのであるが、中々イカれている瞬間もあるので、好きなら味見してみては?
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